非凡な才能に恵まれて

すぐれた直感と豊かな感情を持っていたアニック・グタール。非凡な先見性で、自身の夢を実現することができた類まれな存在です。その才能から神童と呼ばれ、ピアニストとしての輝かしい将来が嘱望されていましたが、周囲の期待に逆らい、モデルへと転身します。


やがて好奇心に導かれて香水の聖地グラースに移り、調香師となったアニック。他とは一線を画す名香を次々と生み出すカギとなったのは、幼いころから培われた広い心と、香りに対する天賦の才能でした。


1981年の作品「オーダドリアン」は、瞬く間にブランドを代表する香りに。彼女は嗅覚を新たな楽器として、美しい調べのように香りを紡いでいきます。こうして、その手に触れたものはすべて、豊かな実を結んでいったのです。

受け継がれるストーリー

1981年、パリらしい魅力が詰まったブティック1号店が左岸にオープン。当時流行していた大衆的な香水とは対極をなす、前衛感すら湛えたパーソナルなグタールの香りは、香水通やアーティストたちを虜にしました。

自然が奏でる香りの美しさをとり入れながら、独自のスタイルをつくり上げていったアニック・グタール。輝きにあふれ、繊細で斬新な趣きは、まるで彼女自身のようでした。1981年に発表した「オーダドリアン」の成功によって、彼女はニッチフレグランスの第一人者となります。

そして1998年には、愛娘カミーユ・グタールのための香水「プチシェリー」が誕生。カミーユは母から芸術的才能の影響を受けながら、そして夢を追求して人生を楽しむ姿勢を学びながら成長していきました。

そして1998年には、愛娘カミーユ・グタールのための香水「プチシェリー」が誕生。カミーユは母から芸術的才能の影響を受けながら、そして夢を追求して人生を楽しむ姿勢を学びながら成長していきました。

母の跡を継いだカミーユは現在、グタールのアンバサダーとして活躍する一方、長年ブランドを支えつづけてきた調香師イザベル・ドワイヤンと香りづくりに取り組んでいます。