ABOUT FREDERIC MALLE
フレデリック・マルについて
フレデリック・マルについて
フレデリック・マルは1962 年、アーティストや調香師、実業家が名を連ねる家系に生まれました。叔父であるルイ・マルは著名な映画監督として知られています。
そして、〈パルファン・クリスチャン・ディオール〉の創設者であり、フランス フレグランス界にその名を刻むセルジュ・エフトレー ルイシュを祖父に持ち、母親も、同様にその部門で長らく指揮をとりました。
そして、この香りのスペシャリストとしての血統を継いだフレデリック・マル自身もまた、現代におけるラグジュアリー パルファムの先駆者として広く知られています。
若い頃からクリエイティブな世界とビジネスの世界、その両分野に触れてきたフレデリック・マルはニューヨーク大学で美術史と経済学を修めました。卒業後は広告代理店での経験を経てから、 1988 年にプレステージ フレグランス ラボラトリーとして知られるルール・ベルトラン・デュポン社に入社し、後にフレグランス界のリーダーとなってゆく数々の調香師たちとの出会いを果たします。
そして、その後 25 年以上をかけて、彼らと親交を深めながら、膨大な原料に対する知識や、構成、調合など、香りのあらゆる側面に対する造詣を深めました。
多くの化粧品会社がブランドイメージという表層的な幻影ばかりを追求していた時代の中で、フレデリック・マルは主役であるべき香り そのものへ焦点を取り戻したいと考えるようになります。
そうして、彼は、 2000 年に エディシ ョン ドゥ パルファム(香りの出版社) を掲げた自身のブランド〈フレデリック マル〉を創設し、今にも失われかけようとしていた真のグジュアリー パルファムの世界を鮮やかに蘇らせました。
このブランドの理念は、調香師たちに完全なる創造の自由を取り戻したい、という強い想いから生まれたものでした。 エディション ドゥ パルファム(香りの出版社) というコンセプトのもと、フレデリック・マルは 編集者 として、調香師たちの創造の限界を取り払い、彼らを更なる嗅覚の領域へと導くことで、調香師たち自身の名を冠した、この世に2つ とないユニークな香りの芸術作品を、共に創り上げます。
フレデリック・マルと調香師たちが、真の才能と緻密な計算、そして卓越した時間を共に捧げることにより、傑作たりうるパルファムのビジョンが実現するのです。ブランドが創設されて以来、今に至るまで、彼はCEOとして、また香りの編集者としても〈フレデリック マル〉の舵取りを続けています。